資格取得のメリット
一級建築士の上位資格として大規模な建築物の設備設計において、自ら資格者として設計業務を行うか、他の一級建築士が設計した設備設計について確認をすることが可能となります
設備設計一級建築士の業務とは
- 平成18年12月改正建築士法により、設備設計一級建築士制度が創設され、一定規模(階数3以上かつ床面積の合計5,000平方メートル超)の建築物の設備設計については、設備設計一級建築士が自ら設計を行うか若しくは設備設計一級建築士に設備関係規定への適合性の確認を受けることが義務付けられました。この設備関係規定への適合性の確認がなされずに建築基準法に定める建築確認申請が行われた場合には、その建築確認申請書は受理されないこととなっています。
- 設備設計一級建築士証を申請するには、原則として、一級建築士として5年以上設備設計の業務に従事した後、国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が行う講習の課程を修了することとされております。
※一定規模以上の建築物とは、階数3以上かつ床面積の合計が5,000㎡超の場合
受験資格
- 「一級建築士」として5年以上の設備設計の業務経験を有する者
※ただし、業務経験には設備設計の業務のほか、次の業務内容も含まれます。
- 建築設備に関する工事監理の業務
- 消防同意に関する業務
- 「建築設備士」として、建築設備に関する業務(一級建築士となる前に行った建築設備に関する業務も含まれる)
- 建築確認の建築設備に関する審査及びその補助業務
公益財団法人建築技術教育普及センター HPより
講習スケジュール
(あくまで例年のスケジュールです)
・講習案内発表 5月末
・申し込み 6月上旬~7月上旬頃
・講義 9月上旬から10月上旬までの連続する2日間
※申込区分Ⅱの場合は半日
・終了考査 11月上旬
・終了発表 1月下旬頃
講習
- 申込区分Ⅰ:全科目受講する場合
- 申込区分Ⅱ:法適合確認講習のみ受講する場合
- 申込区分Ⅲ:設計製図講習のみ受講する場合
- 申込区分Ⅳ:建築設備士
- 申込区分Ⅴ:法適合基準に合格済の建築設備士
費用
・受講費用
- 申込区分Ⅰ:¥66,000
- 申込区分Ⅱ:¥44,000
- 申込区分Ⅲ:¥55,000
- 申込区分Ⅳ:¥44,000
- 申込区分Ⅴ:¥2,200
・登録費用
新規登録の場合:免許登録費¥14,300
講習内容
講義[3日間]
- 構造関係電気設備の設計技術
- 空調・換気設備の設計技術
- 給排水衛生設備の設計技術
- 輸送設備の設計技術
- 建築設備関係法令
- 建築設備設計総論
- 法適合確認
修了考査[1日、記述式・製図]
- 設備関係規定に関する科目[法適合確認]
- 建築設備に関する科目[設計製図]
講習の免除
- 建築設備士」は、1日の講義と半日の修了考査を受講することで、残りの講義と修了考査が免除されます。